Switch「金色のコルダ オクターヴ 」感想 唸れバイオリン! 音楽の力で妖精の世界を魅了せよ!
(公式サイト)
Nintendo Switch|ダウンロード購入|金色のコルダ オクターヴ
キャンプ編のレビューです。
シナリオのネタバレはなしで。
機種:Switch Vita Windows
ジャンル:恋愛リズムアドベンチャー
発売日:2019/02/14
価格(税別):7800円(通常版)
「ネオロマンス」の代表作の一つである
『金色のコルダ』シリーズの最新作。
今作はシリーズの歴代キャラ達が
妖精の世界・モンドに時代を超えて集結するお祭りゲーム。
全国大会を制した若きバイオリニストである主人公の小日向かなでが、
現代日本を離れ、妖精の世界で恋に音楽に奔走する!
『金色のコルダ』シリーズは乙女ゲームの中でもかなり好きなのでSwitchのダウンロード版を購入。
ナンバリング作品ではなく、
コルダ無双、スーパーコルダ大戦とでも言うべきお祭りゲーム。
今作はキャラクターソングのリズムアクションゲームなんだけど、
魅力的なキャラ、随所で流れる有名クラシックなど、コルダならではの要素もしっかりある。
全国大会に優勝したその晩、
主人公のかなでは夢の中で謎の声を聞く。
(過去作プレイ済みなら例のあの人だとすぐに分かるやつ)
何のために呼ばれたのか、元の世界に帰れるのか、謎を探るうちに主人公は島の秘密に近づいていく事になる。
ハルモニアでは楽器を奏でるとなぜか「歌」になる謎法則があるので、
私はキャラソン文化に馴染みがないので遊んでてこそばゆい部分もあったが、
気合いの入った作詞作曲なのは分かったし、何より声優さんの歌がフツーに上手い。キャラソンというだけで食わず嫌いするのは勿体ない。
音ゲーパートでタイミング良くボタンを押してコンボを繋いでいくと過去作のスチルを使用した特殊な演出が入る。
このスチルの大盤振る舞いが本当にヤバい。
『金色のコルダ4』以外の過去作スチルをほぼ全て網羅している。
シリーズに思い入れのある方は大変懐かしい気分に浸れるだろうけど、
今作からコルダやる人にはありがたみも何もありゃしないんじゃないか? ってくらいの出血サービス。
シリーズファン向けのお祭りゲームだからそれでいいのかも知れない。
グラフィックについて
新規スチルは各キャラ3枚ずつ。
有料DLCキャラのマルトノは1枚。
どのスチルも非常に美麗で、塗りも過去作とは打って変わったアニメ風。
瞳の中の光が揺らぐところなんかはとても目を引く。
ただ、キャラの顔の大写しばかりなのが少し気になる。
乙女ゲームのスチルによくあるやつだな!
個人的には複数人でワイワイしてるスチルが好きなんで次からはよろしく。
今作は立ち絵のデザインも一新されてる。
全体的に輪郭が丸くなり、どのキャラも前作より幼くなった印象。
特に律、冥加あたりは年相応の外見に落ち着いた感がある。
(過去作のデザインだとどうにも10代には見えなくてな……)
個人的にはこっちの方が断然好みなんで、
これからもこの路線でお願いしたい。
リズムアクションについて
音ゲーパートは末広がりのレーンに上からノートが降ってくるオーソドックスなタイプ。
使うキーも4種類だけなんで音ゲーとしては易しめ……だと思う。
Vita版よりSwitch版の方がはるかにやりやすい。
キーコンフィグにも対応してるので自分のプレイしやすいように調節すべし。
シナリオについて
短い。擁護出来ない。上のスクショ見てもらえば分かるように、各キャラの個別イベントは7個ずつ。マルトノに至っては3個と過去作に比べてしょんぼりなボリューム。
一部に恋愛失敗の選択肢があるが、分岐は基本的にED直前のキャラ選択のみ。
難易度「難しい」でSSSを取り続ければ一周で全イベントを回収できてしまう……
一つ一つのイベントはわりと良い出来。
特に4章の火積恋愛イベントはすごく気に入ってる。内容はネタバレなんでまた後日。
音楽について
キャラソンは全くノータッチだったけど、声優さんは皆歌が上手いんでこそばゆさはあってもプレイに差し支える程では無かった。
あとクラシック要素も消えて無くなったワケではなく、作中でふんだんに使われてる。出来ればエクストラで聴けるようにして欲しかった。アプデで実装してくれたら泣いて喜ぶ。
キャラクター
今作も魅力的なキャラクターは健在。
ライターの方は金色コルダ4からの続投だそうで、過去の言動からキャラのブレが感じられるような事は一切なし。
(ネオロマはここら辺すごく信用してる)
キャンプ編を終えての感想
冒頭の「声」の謎がぶん投げられたまま話が終わってしまった……
フェスタ編をクリアすれば真相がわかるのだろうけど、今のところ宙ぶらりん感がすごい。
さっさとフェスタ編に取り掛かる事にする。